Poser FAQ:トラブルシューティング
※バージョン表記:
6 : Poser 6
5 : Poser 5
4 : Poser 4, Poser Artist, Poser 4 Pro Pack
Q : 起動時やタブの切り替え時にPoserが強制終了する。
Q: 起動時にOpenGLの初期化に失敗する。
Q : レンダリングを行ったあと、ファイル>書き出し>イメージを選択するとPoser6が異常終了してしまう。
Q : ドキュメントウィンドウの描画が不正になる。
A : いずれの問題も、PoserのOpenGL描画エンジンとお使いのマシンのグラフィックアクセラレータ機能の相性問題から、描画不良が発生しているものと考えられます。
これを解消するには、以下の手順をお試し下さい。
Windowsの場合は、グラフィックアクセラレータのドライバ(制御ソフトウェア)を更新してください。
ドライバは一般的には数ヶ月ごとに新しいバージョンが公開されており、各製造元のWebサイトよりダウンロードすることができます。ノートPCの場合は、PCのメーカーから提供されていることが多いようです。
更新の方法はお使いのPCやグラフィックアクセラレータの種類によって異なりますので、不明点については製造元へお問い合わせください。
グラフィックアクセラレータの種類とドライバのバージョンを確認する方法は、以下の通りです。
- デスクトップのアイコンなどがない場所で右クリックし、表示されたメニューから[プロパティ]を選択します。
- [画面のプロパティ]ウインドウから[設定]タブを選択します。
- [設定]タブ上の[詳細設定]ボタンをクリックします。
- 表示されたウインドウから[アダプタ]タブを選択します。
- [アダプタ]タブ上の[アダプタの種類]にグラフィックアクセラレータの製造元と製品の名称が表示されています。
- [アダプタの種類]内の[プロパティ]ボタンをクリックします。
- 表示されたウインドウから[ドライバ]タブを選択します。
- [ドライバ]タブ上の[バージョン]の項目にドライバのバージョンが表示されています。
Macの場合は、ドライバはOSに含まれますので、OSのセキュリティアップデートを行って下さい。
それでも問題が解決しない場合、ハードウェア描画をオフにしてソフトウェア描画に切り替えることによって、問題が改善されることがあります。Poserドキュメントウィンドウを右クリック(MACの場合はControl+クリック)して"SreeD"描画方式を選択してください。
Q : ライブラリからデータを読み込んでレンダリングすると、結果がライブラリのプレビューと異なる。
Q : ファイルを保存すると、髪のマテリアルに設定した色情報がずれる。
Q : フィギュアに衣服などの小道具を追加すると、フィギュア名が空欄になってしまう。
Q : フィギュア名が英語の場合に、その名前がドキュメントウィンドウとパラメータウィンドウに表示されない。
Q : ドキュメントウィンドウからカメラを選択すると、特性パレットの中身は更新されるが、ドキュメントウィンドウの表示が切り替わらない。
Q : LightWave形式でエクスポートすると、フィギュアが変色する。また、メニューが選べなくなる。
Q : Mac OS X 10.4 "Tiger" での操作中にクラッシュする。
Q : クロスルームの[衝突対象...]で現れる布衝突オブジェクトダイアログでキャンセルボタンの下に確定らしきボタンが隠れている。
Q : ライトの特性パレットで影にチェックを入れると影の詳細設定が出来なくなる
Q : ライトの種類選択でスポットと無限光の両方にON表示になっている。
A : 現在までにSR1アップデータで修正できることが確認されているPoser 6の不具合です。
これらの不具合は以下のSR1アップデータを適用することで修正できます。
※このアップデータは、先に公開されたコンテンツアップデートファイルの内容を含んでいません。
Q : ジェシー(カジュアル)と他のフィギュアが同居しているときにLightWaveエクスポートを行うと、ジェシーの腰の形状が崩れる。
A : 現在までにSR1アップデータで修正できないことが確認されているPoser 6の不具合です。
これらの問題を改善すべく、修正のためのアップデータ(SR2以降)を大至急用意しています。
なお、アップデータのリリースについては、当Webサイト上でお知らせいたします。
Q : スクリプトがパレットに登録されていない。また、登録したスクリプトが動作しない。
Q : クロスルームのクロスグループパレットが移動できない。
A : 現在までにSR1アップデータで修正できないことが確認されているPoser 6の不具合です。
これらの問題を改善すべく、修正のためのアップデータ(SR2以降)を大至急用意しています。
なお、アップデータのリリースについては、当Webサイト上でお知らせいたします。
現状の対処策:
Mac版に登録されていないスクリプトは、スクリプトパレットの[...]のボタンを押すと登録できますが、Poser 6インストールフォルダの"Runtime\Python\poserScripts\CreateProps\propButtons.py"を登録してこれを実行すると、残り全てのスクリプトを一括登録することができます。
登録したスクリプトが動作しない場合は、先に"Runtime\Python\poserScripts\poserStartup.py"を実行してください。
クロスルームのクロスグループパレットは、実際にドラッグできる部分の判定がずれています。パレットのやや上をポイントすると文字が変わりますので、この状態でドラッグ移動を行ってください。
※修正アップデータ適用後は、以上の操作を行う必要はありません
Q : テクスチャマネージャのボタン配置がおかしい。
Q : ライブラリのランダム表情が機能しない。
Q : グループ編集パレットの表示がおかしい。
A : Poser 6版のインターフェイスとコンテンツの不具合です。以下のアップデータを適用することで修正できます。
Q : ライブラリのDownloadフォルダを開こうとするとエラーが出る。
A : このエラーを回避するには、コンテンツルームのタブを一回クリックしてコンテンツルームに入ってください。
Poser 5の日本語版インストーラは、インストール完了時点でDownloadフォルダを生成していません。コンテンツルームのタブをクリックした瞬間に、ダウンロードに備えてこのフォルダが生成されます。
Q : 特定のルームでメモリードットやスタイリングパレットが表示されない。
A : Poser 5、Poser 6の動作には、1024x768Pixel以上のモニタ解像度が必要です。1024x768Pixel未満の表示になっている場合、それ以上になるように解像度を設定しなおしてください。
もし1024x768以上の設定であるにもかかわらず表示されない場合は、Poser内部設定の特定解像度におけるユーザーインターフェイス初期値が不適当なせいであると考えられます。
まず、Poser 5における回避方法は以下の手順になります。
- 一度モニタ解像度を1024x768に下げ、Poserを起動します。まずはこの状態でメモリードットが表示されることを確認してください。
- [編集]メニューの[環境設定]で、[インターフェイスの環境設定]を[現在の設定で起動]にして、[現在の状態を設定]ボタンで状態を保存します。
- OKでウィンドウを閉じ、一旦Poserを終了します。
- 元の解像度に戻します。
- このインターフェイスの保存フォルダ[Applications/Poser 5J/Runtime/prefs/]にある、"Poser UI Prefs_1024x768.xml"のファイル名を、使用する解像度用に書き換えます。
※例えば"Poser UI Prefs_1152x864.xml"のようにします
これで再度Poserを起動すると、先のファイルを読み込んで全ての要素が1024x768サイズの中に納まるように配置されます。
Poser 6の場合、1024x768の環境でもクロスルームのメモリードットが表示されない問題があるので、代わりに1152x870もしくは1344x1008の解像度のUIPrefsファイルを使用してください。
この問題はアップデータで修正を予定しています。
A : Poserの5以前は全ての処理をCPUに任せていてグラフィックカードに計算をさせていないため、元々動作が速い方ではありません。ただし、Poser 5には"Service Release 4 Updater"(SR4アップデータ)を適用することで、動作のもたつきがある程度は改善されます。
アップデータは、キャンペーン版の場合は製品に添付してありますので、アップデータディスクからインストールを行って下さい。キャンペーン版ではないPoser 5の場合は、このサイトのダウンロードページから"Service Release 4 Updater"をダウンロードして実行してください。
A : "Poser will exit now, cannot find file ./runtime/ui/movieProgressDlog.xml"というメッセージが出る場合、これはSR4アップデータを適用することで改善されます。
アップデータは、キャンペーン版の場合は製品に添付してありますので、アップデータディスクからインストールを行って下さい。キャンペーン版ではないPoser 5の場合は、このサイトのダウンロードページから"Service Release 4 Updater"をダウンロードして実行してください。
A : 物理メモリと仮想メモリの合計値が2GB以上になっている場合に、Poser Artist(Poser 4)がメモリを正常に認識できないために発生します。
合計値を2GB以内に収めることでエラーが回避できますので、以下の手順を実行してください。
- [マイコンピュータ]を右クリックして[システムのプロパティ]ウィンドウを開いて下さい。
- [詳細設定]タブの[パフォーマンス]欄、[設定]ボタンをクリックして[パフォーマンスオプション]ウィンドウを開いて下さい。
- 更に[詳細設定]タブの[仮想メモリ]欄の[変更]ボタンをクリックして、[仮想メモリ]ウィンドウを開いて下さい。
- [全てのドライブの総ページングファイルサイズ]と実際にPCに搭載されている物理メモリの合計値が2GB以内に収まるように設定しなおし、OKボタンで全てのウィンドウを閉じてください。
- OSを再起動してください。
なお、物理メモリが元々2GB以上搭載されている場合、この症状は起きないようです。
Q : インポート/エクスポートした形状が画面上に表示されない。
A : 恐らくは、位置や縮尺があっていないためにカメラから認識できない状態であると考えられます。インポートする際のオプションで、[中央に配置]と[サイズ(フィギュアの高さを基準に指定)]のチェックを入れてください。
数回に分けてインポートを行い、それぞれのサイズ比を揃えなくてはならない場合は、インポート前にサイズと位置の補正を行って、[中央に配置]と[サイズ(フィギュアの高さを基準に指定)]のチェックを外した状態でインポートを行って下さい。
PoserとShadeでOBJデータをやり取りする場合、Shade 7.5以降ではShadeからエクスポートする際には[Poser単位に変換]、Shadeにインポートする際には[Poser単位から変換]のチェックを入れることで自動的にPoserの縮尺に合わせることができます。このチェックを外した場合、もしくはOBJとpz3以外でデータを受け渡す場合、2540倍のサイズのずれが生じます。
- Shade>Poser:エクスポート前にShade上で原点を中心として2540分の1に縮小、更に90度後ろに回転させる必要があります。
- Poser>Shade:インポート後にShade上で原点を中心として2540倍に拡大、更に90度前方向に回転させる必要があります。
A : Poser 4では、初期状態でフィギュアに色が付いて見えていましたが、Poser 5以降では真っ白に表示されます。これは、Poser 5以降の標準フィギュアがテクスチャの下地に余分な基本色のマテリアルデータを持っていないためです。
ドキュメントスタイルパレットで、表示方式を右端の[テクスチャシェーディング]に切り替えると、テクスチャの色が付いた状態で表示されるようになります。
Q : Poserのファイルを他のマシンで読むとエラーが出る。
Q : Poserの過去のバージョンで作ったフィギュアを読むとテクスチャが反映されない。
A : PoserのPz3ファイルは、全てのデータを内部に持っていません。ライブラリに含まれるデータについては、その位置を指し示すだけのものになっています。そのため、OSの条件が同じ別のマシンでも、pz3ファイルだけを移動させるとエラーが出て読めないという状況が発生します。また、同じマシンにインストールしてある他のバージョンのPoserで作成したファイルが正常に読めないこともあります。
このため、他の環境で正常に表示させるにはライブラリの必要なデータも同時に移動させる必要があります。
A : Poserライブラリに入っている衣服のうち、ダイナミッククロスのフォルダに入っていないものにクロスシミュレーションを実行すると、エラーが発生することがあります。
ダイナミッククロスは小道具、それ以外の衣服はフィギュア扱いになっていますので、元々ダイナミックにカテゴライズされていない服にクロスシミュレーションをかける場合は、これを一旦小道具に変換する必要があります。
小道具に変換するには、服を一旦OBJで出力して、またOBJでインポートしてください。その際、サイズや位置がずれないように[中央に配置]と[サイズ(フィギュアの高さを基準に指定)]のチェックを外しておいてください。
なお、服同士が交差している状態では、クロスシミュレーションは正しく実行されません。
A : Poser 5における不具合の一つです。
大半の場合、マテリアルルームで背景のノードをつなげなおすと正しい結果が得られます。
それでも直らない場合、背景の読み込みを再度実行してください。
Q : フェイスカメラやハンドカメラにキーフレームを追加できないことがある。
A : ヘアールームでダイナミックヘアーの設定を行った後にポーズルームに戻り、モーションの設定をしようとすると、フェイスカメラやハンドカメラにキーフレームを追加できない場合があります。これはPoser 5固有の不具合です。Poser 6では修正されています。
A : フィギュアのデータが正常に受け渡されていれば、あとはレンダリング設定の問題です。
Poser 4のレンダリング結果に合わせる場合は、レンダリングオプションで[Poser 4レンダラー]に設定してください。Poser 5に合わせる場合は、[FireFlyレンダラー]に設定して下さい(Poser 4、Poser Artistでは使用できません)。
Q : フェイスルームの人種スライダが0から1の範囲を超えると、肌の色がうまく繋がらない。
A : 0~1の範囲を超える値には、仕様上対応できません。
A : 初期データは、再インストールを行わない限り元に戻せません。
一旦PoserのRuntimeフォルダの中身のバックアップを取ってください。その後、Poserを再インストールして適当にファイルを入れ替えてください。
A : 一つのライブラリフォルダが100セット以上の内容を含む場合に発生します。内容を複数のフォルダに分散させてください。
A : 残念ながらそれは現在の仕様です。複数回アンドゥに関しては、今後の対応を検討しています。
それぞれの要素を初期設定の状態に戻す場合は[編集]メニューの[復元]を実行してください。
A : 仕様です。Poserは複数のファイルを同時に開くことができないので、現在のファイルだけを閉じるという操作を実行できません。Poserを終了させる場合は、[ファイル]メニューの[終了]を実行してください。
Q : レンダリング中にスクリーンセーバーが起動すると不正な結果になる。
A : レンダリング計算前の領域が不正な表示になることは確認されています。レンダリングが完了すると通常通りの結果になります。
Q : Mac OS X 10.4 "Tiger" での操作中にPoserのメニューやパレットが邪魔をしてOS標準のダイアログが開けない。
A : Mac OS X 10.4.1でPoserの実行中にPoserのパネルとパレットによって標準のインターフェイスや「ファイルを開く」などのダイアログが見えなくなる場合があるようです。
これは複数のモニターを使用する場合や、バックグラウンドでPoserを実行していたところをアクティブに切り替える際などの影響によると考えられます。
この問題が発生する場合、既存のユーザアカウントを保存してMac OS X を10.4ををアーカイブ、(再)インストールし、次に、Mac OS X 10.4.1へのアップデートを実行することによってこの問題が発生しなくなります。ただし、環境によっては解決されない場合もありますのでご了承ください。
弊社ではこの問題を改善すべく、修正のためのアップデータ(SR2)を大至急用 意しています。
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