レンダリング

Poserは様々なレンダリング出力に対応しています。フィギュアやシーンにアーティスティックな効果を与える４つのレンダリングエンジンを搭載しています。新しい機能としてソフトシャドウの環境閉塞（アンビエントオクルージョン）」やイメージベースドライティング（IBL)、アニメ調のアウトライン、FLASH書き出し用カラー、フォトリアリスティックなイメージやアニメーションへの対応を充実させています。同じシーンやスタイルはカメラを使用することによってマルチアングルでのレンダリングが可能です。お気に入りのイメージ編集、ビデオ編集、モーショングラフィックプログラムなどの作品用に合成することもできます。

Poserは印刷、ビデオ、Web制作などに広範囲にわたる標準的なファイル形式をサポートしています。

Fire Fly

Poserはプロ仕様のFire Flyレンダリングエンジンを搭載しています。Fire Flyはレイトレーシングの反射と屈折、自然光や影や、スムーズポリゴンなどにより、写真のようなリアルな質感をもたらします。

• レンダリング時のポリゴンスムージング
• ディスプレイスメントマッピング
• 3Dモーションブラー
• 被写界深度
• 手続き型テクスチャ
• マテリアルノードによるシェーダーツリー
• レイトレーシングの屈折と反射

スケッチデザイナー

スケッチデザイナー・レンダリングエンジンは鉛筆スケッチや水彩画などのように、ノンフォトリアルなレンダリングを実現するための機能を提供しています。
スケッチデザイナーはモノクロやカラーのブラシ機能のシュミレーションのカスタマイズが可能であり、優れたアートツールを使用したような感覚のアニメーションや静止画を作成することができます。

シャドウキャッチャー

Poserはシェーディングをよりリアルに再現するために新しいレンダリング機能を搭載しています。その結果、3Dフィギュアを他のイメージに合成しやすくなりました。たとえば、シャドーキャッチャー機能でバーチャルな世界に影をつけたり、小道具の表面から影を切り離したりすることができます。

サブサーフェイススキャッタリング(SSS）

高速スキャッターノードを使ってサブサーフェイススキャッタリングを加えることができます。それによって、より精度の高い皮膚の効果を簡単に作ること等ができ、レンダリングされたフィギュアをよりリアルに表現できます。さらに高速シャドウキャッチャーはレイトレーシングを使用しないので従来のサブサーフェイススキャッタリングより数倍の速度で処理が可能です。

イメージベースドライティング

新しく搭載されたイメージベースドライティング機能を使えばイメージマップや写真を使用して3Dフィギュアやシーンをライティングすることができます。イメージベースドライティングは背景イメージと3Dフィギュアの合成をリアルに再現するために、読み込んだ背景イメージをライティングソースとして使います。
そうすることで、より自然な光源や影がすべてが作品の中に映りこみ、レンダリング結果に反映されます。

トゥーン・アウトライン

新機能のトゥーン・アウトラインの特徴は、レンダリング時にイメージのエッジに沿って輪郭線を描き、アニメのようなイメージを作成することです。Poserでは、アウトラインのスタイルをカスタマイズすることができ、より本物のアニメのような陰影の表現に近づけることができます。

アンビエント・オクルージョン（環境閉塞）

新しく実装されたアンビエント・オクルージョン機能を使えば、まるでフィギュアが現実世界の自然光の中にいるように見せることができます。アンビエント・オクルージョンはあらゆる光源を利用してソフトシャドウ効果を正確に作りだします。これによって、シーンは新しいリアリズムの世界に一歩踏み出すことができます。

マテリアルルーム

Poserのマテリアルルームでは強力なノードベースのシェーダーの利用により、すばらしいマテリアルを作ることができます。マテリアルの表面をコントロールするノードを使ってシェーダーツリーを作成してみてください。ブレンダー、フラクタル、アニメーション、イメージマップ、数値演算ノードなどを結合させることで、イメージするあらゆるマテリアルをバーチャルに作成することができます。

レンダリング設定

レンダリング設定を行うためのレンダリング設定ダイアログです。レンダリングにおける様々なオプションを設定することができます。