ArtRage 3.5 新機能
ArtRage 3.5に含まれている重要な新機能と改善点についてご案内いたします。
ArtRage 3.5は、ArtRage 3のご登録ユーザー様には無償のアップデータとしてご提供いたします。
無償アップデータの入手方法については、こちらをご参照ください。
マルチスレッド
バージョン3.5では、マルチプロセッサやマルチコアのマシンへ対応いたしました。マルチスレッドは、ツールのほか、プロセッサをたくさん使う機能の多くでサポートされています。
描画機能の改善
ArtRage 3.5には、ツールやカラーシステムなど、絵画シミュレーション機能の改善が数多く含まれています。
- (Studio Pro) ArtRage Studio Proのリアル混色は根本的に改善され、これまでよりも良好な混色結果をより速く作れるようになりました。
- パレットナイフに絵の具をのせて塗ると、動かすにつれてキャンバス上の絵の具が混ざり合い、スムーズなストロークが作成されます。Studio Proでは、タブレットペンの持ち方を気にしないで均一なストロークを描きたい場合は、ナイフエッジの角度を正確にコントロールすることができます。
- エアブラシで、外縁部の硬さをコントロールできるようになりました。エッジの硬いストロークを作ったり、色の広がりをコントロールしてしずくを飛び散らせたりすることができます。
- 鉛筆、クレヨン、チョークといった硬い画材を調整し、タブレットの筆圧によってキャンバス上の効果が変化するようになりました。
パッケージファイル
パッケージファイルを利用すると、ステッカー、プリセット、ステンシルなどのカスタムコンテンツの共有が行えます。パッケージシステムを使えば、カスタムリソースを好きなだけ集めて圧縮し、使いやすいデータファイルにして友だちと共有できます。インストールもダブルクリック1回で行えます。
- パッケージファイルをダブルクリックすると、ArtRageがファイルを展開し、ユーザーが何もしなくても自動的にコンテンツフォルダにコンテンツがインストールされます。
- パッケージファイルは履歴を保存しているので、あとでアンインストールやインストールの修復を行うのも簡単です。
- (Studio Pro) 自分でパッケージファイルを作成し、作者自身の注釈やプレビュー画像を追加して配布できます。
- (Studio Pro) 部分的なパッケージファイルを作成し、テンプレートとして保存することで、繰り返し編集することができます。
スクリプトファイル
ArtRageスクリプトファイルを使うと、ペイントする過程をデータファイルに記録することができ、後で再生することで、ストロークを再現してダイナミックにペイントすることができます。作品を残したり、テクニックを説明する注釈を入れたチュートリアルを作成したり、完成した作品だけでなく制作の過程も共有することができます。
- スクリプトファイルをダウンロードして、実際のスピードで、またはより高速に再生し、目の前のキャンバスに描かれていく過程をご覧ください。再生が完了したら、テクスチャと塗りのデータが完全に揃ったArtRageの独自ファイル(.pgt)になります。
- 解像度を変更してスクリプトを再生すると、オリジナルの作品をサイズ変更するよりもきれいに作品を拡大縮小することができます。
- (Studio Pro) 操作をスクリプトファイルに記録して、ほかのユーザーと共有することができます。
- (Studio Pro) 記録中に注釈のふきだしや、再生時にキャンバスの特定の領域に注目させるためのスポットライトを作成することができます。なぜそのテクニックやツールを使っているかを説明できるので、チュートリアル作成や知識の共有に最適です。
- (Studio Pro) スクリプトは作成の途中で作品と一緒に保存しておけるので、あとから記録の続きをはじめることができます。
ArtRageのスクリプトシステムは、上級のスクリプト作者ならプレーンテキストファイルで入力してスクリプトが作成できます。
- ArtRageで記録したスクリプトを手入力で再編集できます。「作品の中の1本の線の色を変えたい」「使ったツールを変更したい」スクリプトの構成要素はどれでも、どんなふうにでも調整して、実行しなおすことができます。
- ペイントストローク、変形、設定、搭載のフィルタなど、ArtRageのほぼすべての機能をコマンドの記述で制御することができます。深い部分まで制御できるので、1つのファイルで複雑な過程を自動化できます。
- C++スタイルの関数や変数操作を使って編集することができます。このスクリプト言語は幅広い変数型や演算子をサポートしているため、ペイントの手順をスクリプトに書くことができます。
- ユーザーの入力オプションが用意されているため、スクリプトの再生中に分岐させたり、ユーザーが数値変数や文字列変数を選択できるようにすることが可能です。
※スクリプトは、ユーザーサポート対象外です。
Mac OS X版の動作環境について
ArtRage 3.5 Mac OS X版は、IntelプロセッサおよびMac OS X 10.5~10.8の環境向けのアップデートとなります。
PowerPC G4/G5の環境ではご利用いただけません。ご注意ください。
ArtRage 3.5 無償アップデータのダウンロード方法
ArtRage 3.5 無償アップデータは、マイページにログインしてダウンロードしてください。
※ArtRage Studio 3またはArtRage Studio Pro 3のユーザー登録が必要です。
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