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  Vue 5 活用法−Vue初級者・風景を完成してみる(3)−
対象となるVueのグレード
  • Vue 5 Easel
  • Vue 5 Esprit
  • Vue 5 ProStudio
  • Vue 5 Infinite
 Vueを始めたばかりの初級者の方でも比較的すぐ作れ、かつ見栄えの良い風景作品をすこしづつ完成させゆきます。
 前回のおさらい
 前回は露天風呂のイメージを演出する小道具として、Vueにあらかじめ準備されたオブジェクトを用いて質感を変更し衝立を追加してみました。木目模様の画像ファイルよりカラーマップ、バンプマップに読み込ませることにより、それらを質感として定義することが可能です。

 雰囲気はだいぶ出てきましたが、まだまだ物足りなさを感じますので、さらにオブジェクトを増やしてみましょう。

右の画像をクリックすると、前回のおさらいができます。

 植生を配置する
 この露天風呂の敷地に樹木を植えてみましょう。画面左側のツールバーにある「植生」ボタンをクリックすることにより簡単にさまざまな種類の植生を配置することができます。
前々回、Vueでは1つのボタンに複数の機能を持たせる為、ボタンを長押しする「ダブルアクションアイコン」があることを紹介しました。今回の「植生」ボタンでも同様にボタンを長押しすることにより、植生の種類を選択することができます。今の季節が冬なので「枯れた木」を採用しようと思いましたが、温泉の雰囲気に合わなかったので、今回は「黄かえで」を1本選択してみました(図1)。 作品の雰囲気などにあわせてお好みの植生や本数を調整してみてください。

上面からみるとこんな感じになっています。


Point!
 「植生」ボタンをクリックする度に、毎回微妙に枝ぶりなどが変化した植生が生成されます。これにより同じ植生を何本も作品内に配置しても全ての形が異なるため、自然な表現が期待できます。

図1

 

 遠景に山を配置する
 せっかくの露天風呂、外に良い景色があれば心地よさもひとしおですね。 以前使用した「地形」ボタンから、地形オブジェクトを生成してみましょう。その前に、今の状態だと衝立が高すぎて外の景色が見づらいので、少し低くしておきましょう。
生成した地形オブジェクトに適用する質感ですが、先の項で黄かえでを選択してしまったので、それにあわせて晩秋の山々を表現してみます。
以前紹介したなかで「合成質感を使用した紅葉の再現」という回で紹介した手法を参考に、山頂では初雪が積もり、麓から中腹では紅葉が見られる景色を作成しましょう。
1. 画面右にあるワールドブラウザから、前回グループ化してあった2つの衝立を選択します(図2)。
2. 正面表示や側面表示で衝立の高さを少し低くします(図3)。
図2 図3
3. 地形オブジェクトを使い、今まで作成してきた露天風呂の外に山をいくつか配置し、山々の高さや位置が最適になるよう調整します。
ここでは、上面から見たときこんな感じになる様に配置しました。
図4
4. これらの山々に以前の回を参考に質感を設定します。
(※もし山の質感設定が少々面倒であれば、こちらから質感設定をダウンロードしてお使いください。)
5. 一度様子を見るために、レンダリングしてみます(図4)。
かなりいい感じになっていますが、山頂に雪が見えず期待通りとはいえないので、次に山へ設定した質感を調整します。
6. 山のオブジェクトを選択し、基本質感エディタを開けます。 最初の階層にある「合成比率」を少し質感2の方にずらします(図5)。 
7. 「OK」をクリックし、基本質感エディタを閉じます。この状態で再度レンダリングすると、山頂に雪が積もった状態を見事表現できました!(図6)
Point!
3.の上面表示をご覧戴くとお分かりのとおり、この作品では掲載のスペースの関係で、温泉と今回配置した山の間にはオブジェクトや質感などを何も設定していません。 実は、衝立はこのスペースを隠す意味で設置したのです。 もし時間があれば、この空間に小川や草原、岩場などを配置して、よりお好みの温泉を作ってみてください。
図5 図6

 

いかがですか?山々の稜線が美しく見えるように、山の地形オブジェクトの配置や質感設定などを調整してみてください。
次回は、より温泉らしくするための小道具を追加してみます。お楽しみに!

 

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