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  Vue 5 活用法−Vue初級者・風景を完成してみる(2)−
対象となるVueのグレード
  • Vue 5 Easel
  • Vue 5 Esprit
  • Vue 5 ProStudio
  • Vue 5 Infinite
 Vueを始めたばかりの初級者の方でも比較的すぐ作れ、かつ見栄えの良い風景作品をすこしづつ完成させゆきます。
前回制作した露天風呂の雰囲気を盛り上げていきましょう。
 前回のおさらい
前回は地形エディタを活用し、「氷山」のプリセットで生成された地形にくぼみを作って、露天風呂の浴槽と床としました。また、立方体のオブジェクトをこのくぼみに埋め込み、液体の質感を適用して浴槽に満たされたお湯を表現しました。
でもこれだけだと、温泉の雰囲気が感じられず少し寂しいですね。また、このシーンには他のオブジェクトが無く、この浴槽の実際の大きさも分かりづらいと思います。
今週からは、さまざまなオブジェクトを配置していき、作品を完成に近づけて行きましょう。
右の画像をクリックすると、前回のおさらいができます。

 Vueにあらかじめ用意されたオブジェクトをシーンに読み込む

それではまず手はじめに、露天風呂には必ずある「衝立」を作ってみましょう。Vueにはあらかじめいくつもの点景オブジェクトが用意されており、それらをビジュアルブラウザから読み込むだけで簡単に利用できます。今回の衝立として利用できそうなオブジェクトをシーンに読み込み、雰囲気に合うように少し編集して配置します。

1. 「ファイル」→「オブジェクトの読込み」をクリック。するとビジュアルブラウザが画面に現れます。(図1)
2. ビジュアルブラウザには、すぐに利用できるさまざまなオブジェクトが用意されています。今回は「フェンス4」を選択します。
図1
「エクステリア」から「フェンス4」を選択する。

図2
3. シーンの中にフェンスが現れます。このままではこのオブジェクトが大きすぎるので、とりあえずシーン内に収まる程度に調整します。
4. フェンスを(図2)の位置にあわせます。この段階ではフェンスは中に浮いた状態でかまいません(もしすでに地面などに設置していたら、一旦正面表示や側面表示で上に持ち上げてください)。
5. 位置が確定したら「編集」→「オブジェクトの落下」で、このオブジェクトを床(地形オブジェクト)に接地させます。
7. ctrl+c(mac:cmd+c)およびctrl+v(mac:cmd+v)でこのオブジェクトをコピー&ペーストします。次に上面表示で複製されたフェンスを、右下にあるアイコン(図3の白い矢印)を使って、複製元のオブジェクトと直角になるように配置します。
8. ここまでで、試しにレンダリングしてみます(図4)。すこし衝立(フェンス)が黒ずんていて、ちょっとイヤな感じですね。質感を変更して、清潔な白木の衝立を表現してみましょう。
図3 図4

 質感の修正

前回の内容を参考に、衝立の設定を修正してみましょう。各オブジェクトの質感の修正はVueの画面の右上に表示されている「オブジェクト属性パネル」から行います。

9. 2つの衝立のオブジェクトをグループ化します。右下の「ワールドブラウザ」で、Ctrl(Mac:Cmd)を押しながら2つのオブジェクトを選択し(図5-1)右クリック(Mac:Control+クリック)で現れるメニューから「オブジェクトのグループ化」を選択し、2つのオブジェクトをグループにします。(図5-2)。
10. 「オブジェクト属性パネル」の質感が表示されている部分(球形のサンプルが表示されている所)を右クリック(Mac:Control+クリック)し、表示されるメニューから「全てに適用」を選択します(図6)。こうすれば、2つの衝立のオブジェクトの質感や大きさなどの調整をまとめて行うことができます。
図5-1 図5-2 図6

11. 基本質感エディタを開き、「カラー」フレーム内の「カラー画像」にチェックを入れ、プレビュー(図7-1)をダブルクリックし、ビジュアルブラウザから「Pine」の画像を選択します(図8)。
12. 「カラー」フレーム内の「全体の色」で、木肌系の色に調整します。
13. 基本質感エディタの「バンプ」フレーム内の「バンプ画像」にチェックを入れ(図7-2)、上の(11.)と同じ要領で「Pine」の画像を選択します。また、「強度」を0.200にします。
14. (図7-3)にある矢印をクリックすると、それぞれの画像が90度づつ回転します。一番上のプレビューの木目が縦になるように調整してください。(※カラー画像とバンプ画像は必ず同じ方向にあわせてください) 設定が終わったら「OK」をクリックして基本質感エディタを閉じます。
15. オブジェクト属性パネルの「縮尺」を0.50に設定します。
図7 図8
Point!
上の基本質感エディタで設定したカラーマップやバンプマップを利用すれば、画像ファイルから質感の色やバンプ(凹凸)を生成することができます。

それでは、ここまでの様子を見るため、再度レンダリングをしてみましょう。
いかがですか?先ほどの古びた感じの衝立がだいぶん良くなってきました。質感の設定を調整することによりさまざまな表現が可能になります。 ここでご紹介した設定以外にもお気に入りの質感の設定をご自身で発見してみてください!

次回は、さらにオブジェクトを追加して、より露天風呂らしくしていきましょう。お楽しみに!

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