Poser 7 Service Release 3について
このRead Meには、Service Releaseに関する重要な情報を記述しています。Poser 7 Service Release 3は、Poser 7を更新し、リリースされた当初のバージョンにおいて発生したいくつかの問題を解決します。インストール済みのPoser 7にService Release 3をインストールすることにより、Poser 7をより安定してお使いいただけるようになります。Smith Microは、安定した豊富な機能を持つソフトウェア・ツールを作成することをお約束します。
ご注意: Poser 7 Service Release 3をMac OS X 10.3.9でご利用いただくには、QuickTime 7にアップデートする必要があります。
内容
- COLLADAとのデータ交換
- Poser 7 Service Release 3のインストールについて
- Service Release 3で強化された点および修正されたバグ
- Service Release 1で強化された点および修正されたバグ
- ドキュメントの訂正/追加
- 既知の問題
- 商標と著作権
COLLADAとのデータ交換
Poser 7にCOLLADAファイルのエクスポート機能が搭載されました。COLLADAファイル形式のガイドラインと制限のもとで現在できる限り機能が豊富で互換性の高いCOLLADAデータ出力を実現しようと努めました。COLLADAについてのより詳しい情報は PoserPro.net (英文) を参照してください。
データを受け取るアプリケーション側に、いくつもの要因のために解決できない制限がある場合があります。
Poser 7からシーンを書き出す際に、別のアプリケーションでの読み込み結果を予測するのに役立つよう、機能リストと書き出し設定の 表 を作成しました。
これらのアプリケーションはCOLLADAの仕様に従って開発されましたが、複数のチームがまだ流動的だったCOLLADAのガイドラインに沿おうと努めたものだということにご留意ください。私たちは、今後のアップデートや他のチームとの協力により、より互換性の高いデータ交換を実現できるよう、引き続きCOLLADAをサポートします。
Poser 7 Service Release 3のインストールについて
Service Release 3をインストールすることによって、簡単な手順で既存のPoser 7を最新版に更新できます。Service Release 3をインストールする前に正式なPoser 7がお使いのコンピュータにあらかじめインストールされている必要があります。
ご注意:
Poser 7の店頭販売バージョンに搭載された内容のいずれかを修正した場合、Service Releaseではこれらの修正に上書きしたり、またPoser 7のフィギュア、その他を更新することはできません。このような場合は、修正された内容をバックアップし、オリジナルCDからPoser 7を再インストールすることをお勧めします。UI XMLなどの修正されたアプリケーション・サポート・ファイルは上書きされる可能性があります。その変更を維持したい場合は、Service Releaseを適用する前にバックアップをとる必要があります。
Poser 7 Service Release 3には、コンテンツのアップデートは含まれていません。
Service Release 3をインストールするには、「Poser 7 Japanese SR3.exe」(Windows用)または「Poser 7 SR3」(Mac OS X用)アイコンをダブルクリックするだけです。インストーラーが、自動的にお使いのコンピュータからPoser 7を探し出し、最新版に必要なファイルを適用します。このインストーラーは、Poser 7の日本語版を現在のバージョンに更新します。アップデータは、他の言語バージョン(英語版、ドイツ語版、フランス語版)にインストールしないでください。他の言語バージョンに適用すると不具合が発生します。
私たちは、インストールされているPoserをできる限りシームレスに更新できるようにアップデータを作成していますが、ユーザのPoserディレクトリ構成は多様なため、アプリケーションをクリーンインストールした状態でアップデータを適用するのが“最も安全”な方法です。
Service Release 3で強化された点および修正されたバグ
■ 全般
- モーフターゲット追加後の安定性を改善。
- フィギュアに対称を適用したとき、着用衣服フィギュアのプレビューも更新されるように修正。
- 「方向を指示」を取り消したときに親子関係が維持されます。
- マルチバイト文字列のテキスト幅計算を改善しました。(Mac OS Xのみ)
- カメラの親になっているフィギュアを削除したときの安定性を改善。
- 特性パレットでの「影を作成」の変更が取り消せるようになりました。
- パラメータ設定変更の取り消しが可能になりました。
- 適用してフィギュアを屈曲させたときにゆがまないよう、「モーフの分割」で作成されたモーフターゲットチャンネルを前にも挿入しています。
- HomeキーまたはEndキーを押したときにPoserが終了する場合があるのを修正。
- テキスト入力フィールドが選ばれたとき、可能な限りテキストが選択されているように改善。
- 光源を複製したときの副作用を防止しました。
- グラフパレットの外にドラッグしてもパレットからフォーカスが外れないようにしました。
- 2Dモーションブラーを使ったQuickTimeムービーが正常に作成されるように修正(Mac OS Xのみ)。
- Poserで2Dモーションブラーを使った連番画像がレンダリングできるように修正(Mac OS Xのみ)。
- 複数言語版のインストールに対応するため、メモリドットとカスタムUI設定を言語別のサブディレクトリに保管するように変更。
- 親子関係のあるシャドーカメラで、影の奥行きマップで作成された影がレンダリングされない場合があるのを修正。
- OBJファイル内に32より多くのポリゴングループがあり、複数の名称が同じ行に記述されている場合にポリゴングループが誤って削除されてしまう場合があるのを修正。
- Command-Sショートカットキーでの保存をより確実にしました。
- プレビューとレンダリングでテクスチャマップの位置を探す方法を改善しました。
■ FireFlyレンダリングエンジン
- マルチスレッドレンダリングで最初のバケツに不自然なピクセルが現れるのを修正(Windowsのみ)。
- シェーディング中に16ビットTIFF画像を正しく読み取るように修正。TIFF画像内のEXIFタグの読み取りを改善。
- レイトレースシャドウの品質を改善。
- 影の奥行きマップで作成された影のレイトレースでの反射を別プロセスでレンダリングする際に不安定だったのを修正。
- レンダリング時にテクスチャをより正確にマッピングするよう改善(FireFlyのみ)。
- 独立プロセスでのレンダリングが不安定になる場合があったのを修正(Mac OS X Panther, Leopardのみ)。
- マルチスレッドレンダリング中に処理されないバケツがあったのを修正。
- アニメーションレイヤーが動作しているときにHDRのIBL設定を適用すると失敗する問題を解決。
- 新しいレイヤーに歩行デザインを適用したあともアニメーションレイヤーでの選択が復元されるように改善。
- 複雑なシーンをレンダリングする際のFireFlyレンダリングエンジンの信頼性を改善。
- 3Dモーションブラーが有効なときの別プロセスでのレンダリングの信頼性を改善。
- HDR画像が早くキャッシュから削除される場合があるのを修正(Windowsのみ)。
- 特定のシェーダーでレンダリングに失敗するのを修正。
- バンプチャンネルまたはディスプレイスメントチャンネルの拡大率が小さいときにレンダリングに不自然なピクセルが現れるのを修正。
- レイトレースデータベースの構築時にメモリが足りなくなった場合に不安定になっていたのを修正。
- テクスチャフィルタリングをオフにしたときに、高解像タイリングテクスチャの継ぎ目に不自然なピクセルが現れる場合があるのを修正。
- 反射したレイトレースシャドーが不正な場合があるのを修正。
- カメラ平面と交差する大きなポリゴンからなるオブジェクトをレンダリングするときの安定性を改善。
- FFRender.exeにバージョン情報を追加(Windowsのみ)。
- 光源内でサーフェス上のソフトレイトレースシャドーの計算速度を改善。
- Flashムービー作成時に内部レンダリングを使用して、安定性を向上。
- レイトレースシャドーの計算を改善し、フリーズを回避し、速度を改善。
- 大きなポリゴンを被写界深度ありでレンダリングするときの安定性を改善。
- 独立プロセスでレンダリングしたときに適応型バケツサイズオプションがグレーになるように修正。
- ダイナミックヘアーがあるときのレイトレースの反射を修正。
- 複数レイヤーの透明なサーフェスをもつオブジェクトから落ちるレイトレースシャドーがより正確になるように修正。
- 独立プロセスでのレンダリングが失敗し、画像が空白になる問題を解決。
- マルチスレッドでレンダリングしたときにColorRampノードがレンダリングに不自然な部分を発生させないように修正。
■ Poser 4レンダリングエンジン
- 背景イメージのレンダリングが有効になるように修正。
■ スケッチレンダリングエンジン
- 背景イメージのレンダリングが有効になるように修正。
- スケッチのプリセットを正しく扱うように修正。
- スケッチプレビューウインドウの速度を改善。
- スケッチプレビューウインドウの速度をさらに改善(Mac OS Xのみ)。
■ プレビューレンダリングエンジン
- 直線セグメントのジオメトリでOpenGLプレビューが不安定になる場合があったのを修正。
- 線の幅を改善(Intel OpenGLのみ)。
- プレビューモードでの透明マップの解像度を改善。
- トラッキング中のハードウエアシェーディングをコントロールする環境設定を追加(特定のNVIDIAチップセットでカメラ調整の遅れを防ぐには
PREVIEW_OGL_HWSHADING_INTRACKING 1
をPREVIEW_OGL_HWSHADING_INTRACKING 0
に変更してください:OpenGLハードウエアシェーディングのみ)。 - セットアップルームに移動したときの安定性を向上するためにビルド設定を調整(Windows ATI OpenGLのみ)。
- マテリアルルームで選択中の速度を最適化(OpenGLハードウエアシェーディングのみ)。
- 特定のシェーダーノードやテクスチャを表示するときの安定性を改善(OpenGLハードウエアシェーディングのみ)。
- 代替プレライティングドローイング順を設定する環境設定を追加(
PREVIEW_OGL_PRELITEORDER_NEW
を1
に設定すると、Apple Boot CampでATIチップセットを使ったときのプレライティングの問題を解消)。 - テクスチャを着実に消去して、OpenGLテクスチャメモリがなくなる問題を解消。
- テクスチャを選択して消去と再読み込みを行い、速度を向上し、メモリ消費を抑えるように改善。
- OpenGLテクスチャアライメントを1バイトから4バイトに変更(Mac OS Xのみ)。
- 透明とUVの向きを修正(OpenGLのみ)。
- 連鎖解除の記号を表示するように改善(Mac OS X OpenGLのみ)。
- 8192ピクセル以上のテクスチャをサポートするチップセットで可変のプレビューテクスチャが利用できるように改善(上限は4096のまま)。
- 透明表示の問題を修正(OpenGLのみ)。
■ ファイル I/O
- 小道具「Center of Mass」が余分に書き込まれるのを修正。
- 可能な場合は常にプラットフォームに中立の相対パスが書き込まれるように改善。
- DYNシミュレーションキャッシュファイルの保存と読み込みができるようになりました(Mac OS Xのみ)。
- JPEG書き出しの品質の初期値が -1 になる場合があるのを修正。
- JPEG書き出しダイアログに表示されるテキストを「品質」に修正。
- 空のテクスチャマップ参照として
"::"
、":"*"
および": "*"
を使用できるようになりました(ただし、これは正しくない方法なので空の参照をこのように指定しないでください)。 - WAVファイルを参照しているPoserファイルをダブルクリックしたときの安定性を改善。
":NO_MAP"
、"NO_MAP"
、NO_MAP
が空のテクスチャマップ参照として使えるように変更。- モーフパテツールを作成モードで使い、外部バイナリモーフターゲットが有効なときにマグネットを追加したあとにファイルを保存するとクラッシュした問題を解消。
- ファイル読み取りの速度を改善。
- 3DSとDXFで複数フレームが書き出せるように改善。
- キャッシュファイルに外部バイナリモーフターゲットを使い削除と削除の取り消しを高速化。
- パスを扱う速度を改善(Mac OS Xのみ)。
- Poserファイルに
readScript
を再帰的に実行したときの安定性を改善。 - 特定のイメージを読んだときの安定性を改善。
- PICTイメージ読み取りの問題を改善(Intel Macのみ)。
- 特定のフィギュアのプレビューが黒くなる原因の、テクスチャ読み込み問題を修正。
- 小数点が「,」の3Dファイル形式が読み込めるように修正(Windowsのみ)。
■ ライブラリ
- 「新規サブカテゴリーの追加」で新しいコレクションを追加したときに即座に表示されるように改善。
- MATポーズを適用するとフィギュアのポーズが変更される場合があった問題を修正。
■ アニメーション
- 保存したファイルを開いたときに新規レイヤーの開始フレームが保持されるように改善。
- ファイルを保存したときにレイヤーの順序が正しく保存されない場合があるのを修正。
- アニメーションレイヤーでスプライン削除が使えるように改善。
- 新しく追加したレイヤーが選択中になるように改善。
- グラフパレットのポップアップメニューにすべてのパラメータが表示されるように改善。
■ トークデザイン
- 設定を調整したときにテキストが保持されるように改善。
- 頭部モーフターゲットのない着用衣服フィギュアに適用すると不安定になるのを改善。
- フランス語、ドイツ語のテキストに対応するように変更。
- 言語選択メニューを追加。
- テキストと音声ファイルが合致しないときに修正したエラーメッセージが表示されるように改善。
■ 歩行デザイン
- パラメータパレットでテキストフィールドに入力したあとのイベントハンドリング問題が発生しないよう修正。
- 新しいレイヤーに歩行デザインを適用したあともアニメーションレイヤーでの選択が復元されるように改善。
- 標準以外の内部ボディパーツ名をもつ特定フィギュアに歩行を適用したときの安定性を改善。
- アニメーションレイヤーに歩行を適用したときに腰エレメントでのフルボディモーフの扱いを改善。
■ パラメータ/特性パレット
- オブジェクトのパラメータに再帰的な数値演算が存在するときに不安定になる場合があったのを修正。
- 焦点の合う距離を調整したあとにパラメータパレットのイベントハンドリングで発生した問題を修正(Mac OS Xのみ)。
- 表示チャンネルUIの矛盾を解消。
■ 階層の編集
- 「階層の編集」の安定性を改善。
- 「階層の編集」からフィギュアが作成できるようになりました。
- 親子関係作成を取り消したとき、親をもっていたオブジェクトのパラメータ値を適切に回復するように改善。
■ ジョイントエディタ
- 球状影響範囲を編集中にカメラ位置を調整したときに選択が保持されるように修正。
- ジョイントの回転順を変更したあとでフィギュアを選択したときの安定性を改善。
■ フェイスルーム
- フェイスルームでSpace Navigatorを使用して、顔を適用するとフリーズするのを修正。
- 繰り返し顔の形状パラメータの取り消しを行ったときにパラメータの変更ができなくなる場合があったのを修正。
- 顔の形状ツールの反応を改善。
- フィギュア削除を取り消したあとでフェイスルームに戻ったときに、フェイスルームでカスタマイズした頭を持ったフィギュアが認識されるように改善。
- ファイルを保存したあとでフェイスルームに戻ったときに、フェイスルームでカスタマイズした頭を持ったフィギュアが認識されるように改善。
■ クロスルーム
- シミュレータが複数あるファイルを再度開いたときにシミュレーションデータが失われる場合があったのを修正。
- テキストフィールドの位置を修正(Mac OS Xのみ)
- クロスシミュレーションを行うとシーンが壊れる場合が合った問題を修正。
■ ヘアールーム
- 「曲げ抵抗」の値が0より大きいときのダイナミックヘアーシミュレーションの品質を改善。
■ マテリアルルーム
- ユーザー定義のノードでパラメータが適切に扱われるように修正。
- アニメーション再生時にマテリアルパレットノードでアニメーション化したシェーダープレビューを可能にしました。
- Wacrosスクリプトの更新と修正。
- マテリアルルームに移動したときにテクスチャの再読み込みとプレビューを回避し、速度を改善。
■ セットアップルーム
- ダイナミックヘアーを使ったフィギュアの骨格をライブラリから追加したときに不安定になる場合があったのを修正。
■ コンテンツルーム
- コンテンツの自動インストールがより柔軟になりました。
■ PoserPython
- Tkinter 8.4に更新しました(Windows)。
注意:Tkinterの非互換による問題が発生したときは、スクリプトの開発者にご連絡ください。 - 外部のランタイムライブラリから追加するPoserPythonを使ったモーフターゲットを有効にしました。
- PoserPythonメソッド
scene.SetBackgroundImage()
の信頼性を改善。 scene.SaveImage()
でJPEG品質パラメータを有効にしました。- PoserPythonの取り消し/やり直しシステムの安定性を改善。
- ユーザーが指定した検索方法の設定によって、参照しているPythonファイルを探すときに標準のコンテンツ検索メソッドを使うようになりました。
- 読み込みのときの拡大率の指定にどのような種類の値でも使えるようになりました。
- スクリプトによるダイアログが表示されているときに初期化を行わないことにより安定性が改善しました。
- 読み込みのときに0以下で拡大率変更を無効にしてどのような種類の値でも使えるようになりました。
kImOptCodePERCENTFIGSIZE
がない場合は最後に指定したサイズで読み込まれます。 - Collect Scene Inventoryスクリプトで特定の参照ファイルが抜け落ちる場合があったのを改善しました。
- シミュレータが複数あるシーンでスクリプトベースのクロスの動的計算が有効になりました。
- スクリプトでアプリケーションを終了できるように
Poser.Quit()
メソッドを追加。 MovieMaker.SetMovieRenderer()
およびMovieMaker.MovieRenderer()
を追加。Scene.SetRenderDimAutoscale()
を追加。Scene.Resolution()
およびScene.SetResolution()
メソッドを追加。poser.ExecFile()
が使えるように改善(Mac OS Xのみ)。- Pythonを再初期化することによりPythonコールバックを破棄できるように改善。
■ その他
- ユーザーインターフェイスに表示される用語の一部を改訂。
- 制限ユーザーとしてログインしているときに正常に起動できるようPythonディストリビューションの権限を調整(Mac OS Xのみ)。
- 3Dconnexion SpaceNavigatorのサポートを追加。
- 登録ダイアログ: アップグレードシリアル番号を入力したときに以前のシリアル番号を求めるように変更。
- パラメータが変更された場合とパラメータパレットでエレメントが選択されたときにドキュメントが変更されたと認識するよう修正。
- アップデータのインストーラ: バージョンに関係なくプログラムファイルをかならず置き換えるように変更(Mac OS Xのみ)。
- ライトの作成を取り消したときの安定性を改善。
- マグネットベースの削除が取り消せるように修正。
- UIの描画にAltivecブレンドが使えるように変更(PPCのみ)。
- 小数点が「,」のときにレンダリングサイズの変換が正しく計算されるように改善。
- モーフターゲットチャンネルが適用されているフィギュアが屈曲したときに体形が壊れないよう、モーフターゲットチャンネルが先頭に付加されるように変更(モーフパテツールの作成モードで作成したカスタムモーフを除く)。
- アンインストール時にPoser 7よりあとでインストールしたコンテンツが削除されないようにインストールログを調整。
Service Release 1 で強化された点および修正されたバグ
■ FireFlyレンダリングエンジン
- 独立プロセスでのレンダリング中に不自然な部分が発生する問題を解決。
- マルチスレッドレンダリングが有効でムービーを作成するときに安定するように改善。
- 3Dモーションブラーが有効のときに安定するように改善。
- レイトレーシングのデータベースをより最適化して安定するよう修正。
- メモリ不足でレイトレーシングのデータベースのセットアップが失敗する場合、自動的にレイトレーシングがオフになるように修正。
- FireFlyレンダリングをキャンセルするときに表示されるダイアログ「レンダリング中に問題が発生しました...」を解決。
- 3Dモーションブラーで透明な表面の品質とメモリの消費を改善。以前のバージョンに比べて見た目が違いますのでご注意ください。
- 独立プロセスでレンダリグできるように改善(Mac OS X Pantherのみ)。
- 独立プロセスでレンダリングイメージに不自然な部分が残る問題を解決(Mac OS Xのみ)。
■ スケッチレンダリングエンジン
- スケッチデザインのプリセットを改善。
■ プレビューレンダリングエンジン
- 透明のプレビューで特定のマテリアルを適用すると壊れる問題を解決(OpenGL ハードウェアシェーディングのみ)。
- 特定のマテリアルを適用するとプレビューが壊れる問題を解決(OpenGL ハードウェアシェーディングのみ)。
- 強化された透明のマルチレイヤーの問題を解決(OpenGL ハードウェアシェーディングのみ)。
- 透明のプレビュー設定を持続できるように改善。
- プレビューウインドウで現在選択されている、または有効になっているアイテムを常に赤いアウトラインで表示するように改善。
■ ファイル I/O
- LWOフォーマットのマルチフレームの書き出しを修正。
- ムービーのテクスチャノードのファイルを検索できるように修正。
- ウェブブラウザでファイルをダウンロード中の背景にファイルを開く時に表示されるウインドウがある場合に不安定になる問題を解決(Mac OS Xのみ)。
- 合成モードの追加でアニメーションレイヤーを設定して保存できるように修正。
- バンプマップのハンドリングが安定するように改善。
- 解凍されたREMポーズファイルを使って投入されたモーフターゲットを削除できるように修正(Windowsのみ)。
- 代替ジオメトリパスのハンドリングが安定するように改善。
- OBJファイルを取り込んだあとに不安定になる問題を改善。
- イメージを書き出すときに「拡張子を隠す」オプションを追加(Mac OS Xのみ)。
- 大きいオブジェクトを削除するときの処理能力を改善。
- 「ボディの小道具が見つかりません」というエラーが起きる問題を解決。
- サードパーティーのフィギュアでバイナリモーフターゲットが含まれているシーンを保存したときにファイルが読めなくなる問題を解決。
- 3DSファイルから読み込んだ小道具を「取り消し」で削除するときにクラッシュする問題を解決(Mac OS Xのみ)。
- 3DSのサイズが64Kエレメントの制限を越えると、書き出しでファイルが壊れる問題を解決。
- 3DSファイルの読み込みで表示されるエラーメッセージを送信した後にフリーズする問題を解決。
- 歩行デザインでPWKファイルの取り込みを容易にするためのフォーマットフィルタを修正(Windowsのみ)。
- BMPイメージを24ビット色で書き出し、互換性を改善。
- OBJ書き出し:MTLファイルは特定のテクスチャを共有した全てのマテリアルにテクスチャ情報が含まれるように修正。
- 外部Runtimeにあるアイテムのファイル検索を速くできるように改善。
- JCM/JSMの外部バイナリモーフターゲットが不安定な問題を解決。
- バンプマップテクスチャのファイル検索を改善。
- JPEGで書き出すときに品質を指定できるように改善。
- レンダリングサイズのダイアログで指定した解像度(ピクセル/インチ)でイメージを書き出しできるように改善。
- BVHを書き出すときに取り消しを引き起こす問題を解決。
■ ライブラリ
- フィギュアを変更するときに「デフォーマをフィギュアに適用したまま保持」を有効にするとシーンが壊れる問題を解決。
- コレクションにアイテムを追加するときにオリジナルファイルが壊れる問題を解決。
- コレクションタブからコレクションを作成するときにRuntimeフォルダが表示される問題を解決(Mac OS Xのみ)。
- 構成されたファイルがない場合、ユニバーサルポーズを適用しないように修正。
- ライブラリから新規に追加したカメラを適用するときに理由もなくカメラオブジェクトを作成する問題を修正。
- Runtimeサイズによってライブラリメニューの構築が一時中止になったあと、”ライブラリメニューの構築”を選択すると不安定になる問題を改善。
■ マテリアルルーム
- ムービーのテクスチャノードでのメモリリークを解決(Mac OS Xのみ)。
■ フェイスルーム
- 「顔の形状」ツールでパラメーターの数値入力位置を修正(Mac OS Xのみ)。
- ジェシーG2フィギュアで頭から首の結合部分を改善。
■ クロスルーム
- 同じ衝突フィギュアで複数のクロスシミュレーションをハンドリングするときに不安定になる問題を改善。
- クロスシミュレーションが長いときにシーンが壊れる問題を解決。
- クロスシミュレーションをキャンセルするときのショートカットキーを修正。EnterではなくEscキーでキャンセル。
- キーボードのショートカットを使ってクロスシミュレーションをキャンセルしたときにシーンが壊れる問題を修正。
- 複数のクロスシミュレーションをハンドリングするときに不安定になる改善。
- クロスシミュレーションをキャンセルした時にすぐに反応するように修正。
- クロスシミュレーションでキャンセルしたときにシーンが壊れる問題を修正。
- アニメーションのシーンの長さとシミュレーション設定の開始フレームと終了フレームのデフォルト値を一致するように修正。
■ セットアップルーム
- セットアップルームでボーンの調整を取り消しをするときに不安定になる問題を改善。
■ コンテンツルーム
- 自動インストールの問題を解決(Mac OS Xのみ)。
■ アニメーション
- BVHファイルを書き出すときにアニメーションレイヤーにキーフレームを作成しないように修正。
- AVIムービーを作成後に結果を再生できるように修正(Windows Vistaのみ)。
- 一時停止ボタンの動作を修正。
- Flashムービーを作成するときにクラッシュする問題を解決。
- アニメーションレイヤーの選択メニューでレイヤーの順番を正しく表示するように修正。
- IKが有効でアニメーションレイヤーが動作しているときパラメータダイアルで変形することができるように修正。
- 最初のキーフレームよりも前で再生できるように修正。
- アニメーションレイヤーが動作しているときにHDRのIBL設定を適用すると失敗する問題を解決。
- グラフパレットのリサイズ問題を解決。
- 合成メソッドで”追加”になっている時、”全てのレイヤーを統合して適用”が選択できるように修正。
■ トークデザイン
- デフォルトの目の位置を元に戻す時にPoserは最初の値を使用するように修正。
- 瞬きの速度が高いときに不安定になる問題を解決。
- 一度に繰り返し同じサウンドファイルを取り込むとエラーメッセージが表示される問題を解決。
- 空のWAVファイルを取り込むときにクラッシュする問題を解決。
■ 歩行デザイン
- ひねるを調整するときにプレビューのフィギュアが停止する問題を調整。
- 歩行のプレビューが有効のとき、カスタムフィギュアの読み込みをキャンセルするとクラッシュする問題を解決。
■ 階層の編集
- 「ペアレントオブジェクト」と「方向を指示」が認識されるように修正(Mac OS Xのみ)。
- 非表示のフィギュアを切り替えてボディパーツを表示出来るように修正。
- ユニバースの表示を切り替えられるように修正。
- 「標準回転順を適用」を修正。
- ボディにジオメトリがなくても「フィギュア」メニューから「フィギュアペアレントの設定」を適用できるように修正。
- 「階層の編集」のちらつきを減少。
■ PoserPython
- ライブラリに新規追加したアイテムのサムネールを正しい場所に保存できるように修正(Mac OS Xのみ)。
- 読み込み/書き出しオプションの設定ができるように修正。
- compressPoserFilesスクリプトの実行が不安定になる問題を改善(Mac OS Xのみ)。
- どのイメージシェーダーノードでもcollectSceneInventoryでテクスチャマップをレポートするように修正。
- 圧縮ファイルのチェックボックスの不具合を改善。
■ その他
- ネットワークのシリアルチェックを修正(Mac OS Xのみ)。
- ドキュメントウインドウのフルスクリーン切り替えを修正(Mac OS Xのみ)。
- サイトライセンスのシリアル番号を修正。
- カメラが拡大しているときに編集ツールを使いやすくなるように修正。
- 「フィギュア」メニューから「フィギュアの高さ」の取り消しを修正。
- モディファイアキーの追加:Shift-deleteキーでオブジェクトの削除が取り消し用に記憶されないよう(削除が取り消せないよう)に修正。
- マウスボタンの割り当てがさらに柔軟になり、階層の編集で切り替えの設定が出来るように修正。
- ライトの複製ができるように修正。
- ドキュメントを閉じてから、別のアプリケーションに切り替えてPoserに戻ってきた後で、アプリケーションウインドウが再描画されるように改善。
- フィギュアを削除したあと、「編集」メニューの「複製」が無効になるように修正。
- Deleteキーがさらに安定するように修正。
- 「フィギュアを隠す」と「すべてのフィギュアを表示」の取り消しができるように修正。
- UIの環境設定を保存できるように修正(Mac OS X Pantherのみ)。
- パラメータダイアルをAlt-クリックしても編集ツールのショートカットキーが使えるように修正。
- ボディまたは腰が丁度180度回転されたときにオブジェクトが着用されるように修正。
- マグネットを表示するチェックボックスを修正。
- ウインドウの「アニメーション編集」のアニメーションセットタブで“新規”のボタンを押すとダイアログの文字が表示されない問題を修正。
- オブジェクトの「モーフターゲット作成」のダイアログの文字が表示されない問題を修正。
- テキスト入力中、エリアに文字または数値を入力するとクラッシュするのを修正(Mac OS 10.3.9のみ)。
ドキュメントの修正と追加
- Poser 7.0.0リファレンスマニュアルには細かい問題がいくつかあり、Service Release 3アップデータでインストールされるPoser 7.0.4リファレンスマニュアルで修正されています。
既知の問題
- Windows VistaでPoser 7は通常問題なく動作します。回避を必要とする問題がいくつかあるかもしれません。詳細はPoser公式ホームページのテクニカルサポートを参照してください。
- 髪のライブラリにヘアーグループと下位層の小道具を保存することを強くお勧めします。髪は頂点から生えており、正しく機能させるためには下位層のオブジェクトが頂点と関連している必要があります。
- ライブラリパレットに髪を保存する場合、ヘアーグループを選択して(もしくは下位層の小道具)から「ライブラリに追加」ボタンをクリックしてください。目的の髪のサブセットを選択するように促されます。「サブセットを選択」ボタンをクリックすると階層が表示され、どのヘアーグループを保存するか選択することが出来ます。ペアレントオブジェクトを保存することを忘れないでください。
- ライブラリに小道具のサブセットを保存する場合、現在選択されたオブジェクトのみモーフターゲットが保持されます。すべてのサブセットにモーフターゲットを保存させる場合、「編集」>「環境設定」>「その他」にある「外部バイナリモーフターゲットを使用」のチェックを一時的に外してください。サブセットをライブラリに保存したら、「外部バイナリモーフターゲットを使用」の設定を有効に戻してください。
- ライブラリに小道具を追加: フィギュアの子になっているモーフターゲットをもつ小道具を追加する場合、Poserが外部バイナリモーフターゲットを書き出す設定になっている場合に、小道具がモーフターゲットを保持しないことがあります。このような問題が起こった場合、「編集」>「環境設定」>「その他」にある「モーフの対象に外部バイナリを使用」のチェックを一時的に外してください。その小道具をライブラリに追加したら、「モーフの対象に外部倍なりを使用」をもとに戻してください。
- テクスチャの検索:以前のバージョンでは、ファイル名だけで場所を特定していたことがあります。そのため検索のメカニズムが名前のみで探すことになり、最初に一致した名前のテクスチャを表示します。テクスチャを独特の名前にして、古いシーンファイルを開くときに間違ったテクスチャを読み込まないようにしてください。Poser7は常に相対または絶対パス(どちらか適した方)でシーンのファイルを保存するように試みます。それに、Poser 7のテクスチャマネージャーは常に読み込んだまたは以前に読み込んだテクスチャのフルパスを表示します。これによりどんなテクスチャファイルの場所でも特定できるようにしています。
- 独立プロセスでレンダリング:場合によっては範囲レンダリングを独立プロセスでレンダリングすると失敗することがあります。この問題が発生した場合、再度お試しいただくか、フルフレームもしくは内部レンダリンをお試しください。
- カラーにあるルートノードの代替拡散チャンネルはドキュメントウインドウでプレビューされません。
- フェイスルームの写真一致機能で写真で頭の回転が選択したアウトラインと一致できない場合、イメージ編集ソフトを使って写真を回転させてからお試しください。
- DivX codecでムービーを作成するときの注意:DivX codecは標準の縦横比(4:3)でのみ使うことができます。
- 3Dファイルフォーマットには、出力サイズが制限されているものがあります。3D Studio (.3ds)の場合、オブジェクトの最大ポリゴン数は65,000です。Lightwave 5 (.lwo)の場合、シーンの最大サイズは65,000ポリゴンです。もし65,000ポリゴンより大きいオブジェクトのLWOファイルを書き出したい場合、LWO2の書き出しオプションを使用してください。
- コンテンツルームで自動インストールの機能を使うとTempファイルが残る場合があります。ディスク容量を節約するにはこれらのファイルを削除してください。(Windowsのみ)
- UnsanityのWindow Shade Xと互換性がなく、Poserパレットで不要なWindow Shade効果が起きる場合があります。この問題が起こった場合、Window Shade Xの除外アプリケーションのリストにPoserを追加してください。(Mac OS X のみ)
- データとリソースフォークの両方が含まれるPNGフォーマットのライブラリサムネールが存在すると不安定になることがあります。リソースフォークを削除することで問題が解決されます。(Mac OS Xのみ)
商標と著作権
プログラムおよびドキュメントの著作権:1991-2008, Smith Micro Software, Inc. All Rights reserved. Smith Microロゴは、Smith Micro Software, Inc.の商標です。Smith MicroおよびPoserは、米国におけるSmith Micro Software, Inc.の登録商標です。プログラム、マニュアルおよびその他のドキュメントに記載されるこれ以外の製品名はすべてその製品を識別するためだけに使用するものであり、それぞれの会社の商標または登録商標です。ここで使用される登録商標および非登録商標は、それぞれの所有者の独占的な所有物です。
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